さあ、向こう岸へ渡ろう(マルコ4章より)」

1) 信仰の旅は、訓練の旅。イエス様は私達に「さあ、向こう岸へ渡ろう」と言われます。ですが、行き先を丁寧に説明してくれたりはしません。しかも行ってみれば、そこで嵐が起こり、挙句の果てには、イエス様は眠っておられるのではないかと思えてしまうような状況にもなるのです。でも、それは私達に対する訓練です。私達は、信仰の訓練を通して成長し、本物になります。昨年は、コロナ禍で大変な一年でしたが、コロナだからできなかったという部分に目を向けるのではなく、コロナだからこそできるようになったことを捜してその恵みに感謝しようではありませんか。私達は、試練を通して成長するのです。
2) イエスこそ主、救い主を知る旅私達は試練を通して成長しますが、そこで得られる最大の財産は「イエス様は救い主、神である」という告白(体験)です。当時はローマ皇帝を神とした皇帝崇拝が始まっていたので、彼らは命がけで「イエス様は主です」と告白しました。「さあ、向こう岸へ渡ろう」は、そのようなローマのクリスチャンに対するエールでもあったのです。神様は、肝心な時に眠ってしまわれるようなお方ではありません。心から信じる者に応えてくださるお方です。このお方と共に信仰の旅を続けましょう。

2023年06月30日