「弱さとわがままの違い」

梅屋町教会のファミリーキャンプや修養会に何回もお呼びした下瀬隆司先生のこのお話を忘れることができません。テーマは、弱さとわがままの違いです。

「(私は)「弱さ」と「わがまま」を区別して来ました。弱さはどこまでも受け入れていきますが、わがままに対してはその人に克服してもらうようにお導きしたい。
わがままも弱さではないか。という意見や、弱さとわがままを分けることはできないのではないかという意見。或いは教会はそれらを丸ごと受け入れるべきではないかと言う意見など様々です。

しかし区別をしました。弱さとは、出生時から持っているもの、身体的なこと、性格的なこと、また環境のもとで血肉となったものなどです。
例えば、あの人に話すと次の週には全部に広がってしまうスピーカー、必ず一言言いたいという自己主張派、感情を激しくまくし立てる瞬間湯沸かし器派、これらの特徴から弱さが溢れてきます。
教会はこのような弱さを理解し受け入れます。だからと言って弱さに乗じてそこにあぐらをかいたとしたら、それはわがままに発展します。わがままとは「我を通そう」とすることです。」 とても印象的で今でも心に残っているお話です。

そして、教会は、弱さが受け入れられ、わがままが神様の恵みによって克服されていくそんな場所でありたいと、心から思っております。

2018年09月07日